淀川河川敷・十三エリアに屋台村OPEN?
~ 「事業ありき」で防災や近隣対策は後回し?~
【淀川河川敷・十三エリア 工事に高まる住民不安】
現在、淀川河川敷・十三エリアでは、「淀川河川敷十三エリア魅力向上事業」の工事が進められています。
この事業は、2021年に国土交通省、大阪市、淀川区、大阪商工会議所、阪急電鉄などで構成される「淀川河川敷十三エリア魅力向上協議会」によりスタートしました。
「十三・淀川河川敷を盛り上げる」「にぎわいを創出する」ことを目的に、河川敷へ盛り土を行い、その上にコンテナ型店舗を設置する“屋台村”計画として進められています。
当初は2025年の大阪・関西万博に合わせた先行オープンが予定されていました。
しかしその後、
「河川敷の使用に関して安全面での調整が終わっていない」
などを理由に占有許可がおりず、延期となりました。
その後も住民からは、
* 地震時の安全性
* 液状化リスク
* 騒音や治安悪化
* 洪水時の対応
など、多くの不安の声が上がっています。
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【淀川区役所による住民説明会】
淀川区役所は、2025年7月、10月に「淀川河川敷十三エリア魅力向上事業 施設工事・オープンにかかる住民説明会」を開催。
* コンテナ設置
* 河川敷活用
* 営業時間
* 工事内容
などについて説明が行われました。
しかし住民からは、
* 騒音
* 治安
* ゴミ問題
* 防災
* 地震時の安全性
について、強い不安の声があがっていました。
※淀川区役所 住民説明会資料(説明資料や質疑応答も公開されています)
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【大石あきこ事務所として国土交通省へ確認】
地域住民のみなさんから不安の声が寄せられていたため、大石あきこ事務所では、2025年10月17日、国土交通省・淀川河川事務所より直接説明を受けました。
当日は、淀川河川事務所 伊藤副所長から、盛り土の設計基準や耐震性について説明が行われ、同席した住民からも多くの懸念が伝えられました。
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## 「1トン/㎡」の耐荷重基準とは
住民説明会では、建屋の重さについて、
> 「1000kg/㎡以内」
という基準が示されていました。
これについて河川事務所からは、
> 緊急車両が通行できるよう、10キロニュートン(約1トン/㎡)の荷重に耐えられる設計
との説明がありました。
また、地震時についても、
* 「最小安全率1以上」で崩れない計算
* レベル2地震動(最大級の想定地震)を考慮
* 堤防が沈下しても河川水が溢れない設計
との説明がありました。
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【地震の際、盛り土は内側に崩れるから大丈夫!?】
河川事務所からは、地震時の堤防沈下シミュレーション資料も提示されました。

「地震が50カイン以内なら問題ない(ちなみに阪神淡路大震災は90カイン)。それ以上の地震があっても盛り土は図のように内側に崩れる、住宅側には倒れない」というもの。
いや、盛り土が内側に崩れるとして、その上に乗ってるコンテナ(屋台)はどうなる??
【「コンテナ等の安全は事業者責任」】
説明の中で特に重要だったのは、
「河川管理者として確認しているのは『治水上の安全性』であり、コンテナ等の安全対策は事業者責任」という説明です。
つまり、
* 地震時のコンテナ転倒
* 落下物被害
* 周辺道路や住民への被害
などについては、国ではなく事業者側が責任を負うという整理です。
【治安・騒音への不安も】
さらに、営業時間が23時までとされていることから、
* 騒音
* 酔客トラブルなどの治安悪化
* 駐車・駐輪問題
* ゴミ問題
を懸念する声も多く出ています。
2026年4月に開催された大石あきこ事務所のタウンミーティングでも地域住民の方から、
> 「音楽や酔っ払いによる騒ぎ、嘔吐なども予想される。年間30万人来場と言われるが、地域に負担が押し付けられるのではないか」
との厳しい声が上がりました。
【「にぎわい創出」と防災は両立できるのか】
私たちは、「地域活性化」そのものを否定するものではありません。
しかし河川敷という、災害リスクと隣り合わせの場所で事業を行う以上、
* 防災
* 安全性
* 住民説明
* 責任の所在
は、後回しにされてはならないと考えています。
近年は、
* 南海トラフ巨大地震
* 都市部の液状化
* 線状降水帯による洪水
* 異常気象
など、従来想定を超える災害リスクが現実化しています。
その中で、
* 住民への説明は十分だったのか
* 災害時の責任の所在は明確か
* 本当に安全対策は十分か
* 「にぎわい創出」が優先され、防災視点が置き去りになっていないか
について、引き続き検証が必要です。
大石あきこのブログで詳細をご確認ください。
https://oishiakiko.sakura.ne.jp/report/20230928-yodo-teibou/
※関連記事
■ 「苦情殺到・十三エリア魅力向上事業住民説明会」
■ 「住民無視の事業強行・十三河川敷エリア魅力向上事業」
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かばた健吾は、今後も住民のみなさんの声を伺いながら、
* 国土交通省 淀川河川事務所
* 淀川区政策企画課
* 民間事業者
に対し、説明責任と安全対策の徹底を求めていきます。
災害は、「起きてから」では遅い問題です。
だからこそ、事前の検証と住民参加が必要だと考えています。
引き続き住民さんと伴走していきます。

